郊外型路面店舗の方がいい?

店舗のテナント付けを専門にされている人と、久しぶりに話をする機会があり、現在の状況をお聞きしました。

意外でしたが、今出店意欲の高いテナントは24時間営業のフィットネスという回答でした。フランチャイズで出店したい企業が多く、いい物件を見つけても、本部からの設計士に、必要設備が入るかどうか等のチェックに順番待ちの状態で、それだけで2か月待ちになっているようです。

フィットネスが人気なのは、巣ごもり需要ということでした。大体、投資額は1億円で、それを2年半で回収するそうです。アルバイトも集まりやすく、運営も他の業態に比較してやりやすいのが利点です。

一方、飲食店の新規出店は皆無に近いそうです。特に多店舗展開している大手の動きが止まっていて、店舗開発の担当者は遊んでいる状態と言われていました。この仕事をされている人には、新規出店目標を与えられて、ノルマに追われないと動かない人が多いようですが、今そのノルマがないので、働かないということです。

飲食店舗は、都心型や飲食街にある店舗の落ち込みが激しく、反対に郊外型の店舗は健闘しているところも見られ、郊外型店舗が見直されているようです。 和合実