社員に即答を許す会社に感動

先日、探し物をしていたら、随分前に頂いたドローンのおもちゃが見つかりました。封を開けずにそのままにしていて、使っていなかったのです。

それを開け、説明書を読み、試しに飛ばしてみましたが、床を這うようには移動するのですが、上昇しません。何度やっても、うまくいかないのです。そこで、そのメーカーのお客様相談室に電話を入れました。

クレームをつける気は全くありません。自分の操作の仕方が悪いのかと思い、操作方法を教えてもらおうという気持ちでした。その回答は、おそらくモーターが弱いのだろうということでした。モーターを変えるにも、その製品は数年前に生産終了となっていて、モーター交換はできないとのことです。

オペレーターの女性の質問には正直に答え、これは数年前に頂いたものであることや、初めて使用したことを伝えました。そうしましたら、それを信じてくれ、今回は新商品と交換しますと言ってくれました。上司と相談してということもなく、即答でした。

3日後、その新商品が届きました。このドローンには、おもちゃながら、カメラもついています。早速飛ばしてみると、うまく上昇し、空中での安定感もあり、私でも操縦できました。

この会社は何と良心的なのかと思いました。おそらく新商品は、元の商品より高価なものです。オペレーターに交換するという権限を与えていることに、小さな感動がありました。顧客に、真摯に向き合っている会社だと思いました。

大手企業であっても、顧客満足度を高めたいとCS部を社内におく会社も多くありますが、現実は、形だけの会社もたくさんあります。久々に本物の会社に出会えて、さわやかな気持ちになりました。和合実