収益物件の価額の下がらない理由

コロナの第三波で感染者数が増加しています。個人でできることは、三密を避け、手洗いの励行、マスクの着用、室内換気と言われています。これだけはきちんと守りたいものです。

さて、コロナの影響で収益不動産の購入に向け、価額の下落を期待している人もいると思いますが、私が過去に物件購入でお世話になった地方都市の業者さんから、久しぶりに電話があり、現在の不動産取引状況を聞きました。その時、価額下落が起きない理由の一端が垣間見えました。

そこは政令指定都市で、人口百万人以上いるエリアでの話です。そこでは無利子無担保の6000万円融資を受けている不動産業者も多くいて、その業者さんから5~6千万円ぐらいの収益物件を買いたいというオファーが結構あり、そのため、その価額帯の物件価額が上昇傾向にあるとのことでした。

この話を聞き、なるほどと思いました。すなわち、これはコロナ融資で資金手当てをした業者が、その資金で物件購入を考えているため収益不動産の価額が下落しないだけでなく、売り物が市場に出てこないのです。すべてがこの理由に当てはまるわけではないでしょうが、腑に落ちる理由の一つです。和合実