不動産投資の目的

先日、某銀行の役員の方と面談した折、「不動産投資は欲の強い人がするものという感覚がありますがどうですか?」という質問が ありました。私はそれに対して、「そういう人もいないわけではありませんが、それは一面だけの見方で、すべての人に共通する事実ではありません。」とお応えしました。

収益不動産を購入する人の目的はさまざまです。家賃収入を得るためにするのが、一般的ですが、なぜその家賃収入を得たいかは、それぞれ違います。

家族を守るため、子供の体が不自由で将来の生活を考えて、老後のため、生命保険代わり、精神的に会社に縛られないように、等々さまざまです。

収益不動産を購入するのに、自己資金で買う人、半分自己資金の人、資金のほとんどが借入れの人という具合に、購入時点での資力も異なります。そのため、結果も異なります。

共通して言えるのは、失敗したくないという思いをお持ちの方が多いということです。

投資対象として不動産をみるなら、物件によっては売却の時期を見定めないといけません。たとえば、利回りの良い物件を複数お持ちの方は、利回りが低くとも、キャピタルゲイン狙いの物件を持つことも一つの手法です。

前回申し上げたハワイの不動産投資もこちらになります。誰もができる不動産投資でなく、資金に余力のある人が行う不動産投資になります。

賃貸ニーズの高いところでは、利回りは低いですね。でも、ニーズが高いということは、価額が下がらないということでもあるのです。見方は色々です。 和合実