違法と合法の選択

 一般的に違法建築物には、都銀や地銀では融資をしてくれませんが、特定の金融機関では融資をしてくれることもあります。私に物件を 購入するなら、表面利回りが、容積率オーバーの違法建築物の12%と合法建築物の8%のどちらがいいですかという質問がありました。

答えは、簡単ではありません。ここでは利回りだけしかわかりませんから、答えようがないのです。立地、築年数、将来性、収益の安定性等々、もっと条件が必要ですね。
こういう質問をされるというのは、この人は利回りさえよければ、違法物件でもいいから買いたいと思っているからだと思います。

一般論として、合法物件がいいいのですが、違法でも、取得してから手直しすれば、合法物件にできるのであればいいかもしれません。自己資金に余裕のある人や昔ながらの大家さんは、違法物件に興味を示さない人が多いように思います。利回り重視だけではないからです。

自分にとれるリスクを考えて、物件選びをすることが肝要ですね。和合実