新聞チラシの効果

 面白い話をお聞きしました。新聞チラシに頼って広告をしていた企業の社員さんが、どうもチラシの効果が薄いのではと疑問に持ったのです。そこで顧客に 

ヒアリングをしました。その結果は思われた通りであったのです。

 自社のターゲットにしている見込み客は、大半が新聞を取っていないという結論です。これは衝撃的な発見です。これまで、自社のやり方が正しいと思っていたことが、無駄であったと変った瞬間です。

 そこで、広告戦略の見直しをしたところ、成果は出ているということでした。ここに気づく営業をしていることがすばらしいと思います。

 常識を疑ったところに新たな発見があるのです。そういう発見のできる社員を大事にしないと企業の発展はありません。

 「人と違う見方ができる」という感性を持つことが、私がよく言う「気づく」につながります。気づいたら、行動を変える。その繰り返しの中に、自ずと結果はついてくるものだと信じます。  和合実