オーストラリアの不動産事情その2

 オーストラリアで有数の不動産仲介会社の方に、メルボルンで物件案内をして頂きました。紹介された物件は、メルボルン最大の駅から徒歩3分のビル内の店舗物件です。築年数は 

約40年、区分所有物件です。価額は約7億円。ネット利回りは7%です。立地のイメージを大阪で言いますと、御堂筋沿いの淀屋橋近辺という感じです。テナントは、メルボルン最大の某チェーン店です。

 次に案内されたのが、ビジネスホテルの区分所有物件です。1室あたり約2200万円です。賃料保証のネット利回りは6.5%です。数十室のまとめ売り物件です。ホテルの運営会社は決まっています。

 都心の物件を中心に、他にも数物件案内をして頂きましたが、この2物件が良かったように思います。なぜかといいますと、最初の物件は、15年の賃貸借が終わった後、オフィスにして売ると、約2倍の値段が付くという物件であるからです。

 ホテル物件は、アパート形式の物件ですから、ホテルの運営会社が仮に撤退したあとは、都心のアパートとして貸した方が、賃料は高く取れそうです。現行、10年間の賃貸借契約で、2年ごとに5%賃料が上がることになっています。

 どちらもキャピタルゲイン狙いです。物件概要書を翌日頂きました。それは重要事項説明書以上の詳しい資料で、その枚数はなんと、2物件でA4サイズ150枚を超えます。すべて英語ですから、私には見切れません。

 早口でしゃべられたり、意味のわからない単語もでてきますので、正直十分理解はできませんでした。やはり通訳は必要と実感しました。 ということで、2回目はここまで。次回に続く。

和合実