ヤンキース松井秀喜選手

H18.10.4 日経朝刊   今日は不動産とは関係ありません。日経新聞がヤンキースの松井選手のことを記事にしていました。この記事を読んで感じたことをお話します。 松井選手はシーズン途中で骨折し、今期の出場は危ぶまれていましたが、9/12の復帰戦での4連続ヒットで、観客席よりスタンディングオベーションの喝采を浴びた。骨折というアクシデントに「骨折は運命」と、そのことと向き合い、右手1本で打撃練習を続けた。その間、松井選手は「できる範囲で、できることをやればいい」と、思っていたようだ。そのことを記者は「潔さ」という言葉で表現し、またこれを「日本的美意識」と言っている。松井選手はこのけがの間、「どうすれば大地からもっと巨大なエネルギーを取り込むことができるか」を算段していたという。また試合に復帰して、「野球を普通にプレーすることが自分にとって一番幸せなことだと再認識した」と感想を述べていました。この記事を読んだとき、さすが松井選手は「プロ中のプロ」で、並みの人物ではないと感じました。人間としてもすばらしい、私は感じ入りました。現実を現実として受け入れ、常に向上心を持ってこの不遇を前向きに捉え、自身の成長の糧にする生き方をしている。それに彼は「足る」を知ったのでしょうね。当たり前のことに感謝できる心を自分のものにされたのだと思います。このことは野球の世界だけの話でなく、ビジネスの世界でも通じることです。人の値打ちは、不遇な状態のときに、いかに踏ん張れるかで決まっていくように思います。これを「試練」というのでしょうが、これを克服しようと前向きに努力をするのか、それとも逃げるのかで、人生の結果は大きく違ってくるのでしょうね。私も感謝の心を忘れず、潔い人生を目指したいと思います。自戒の意味をこめて書かせていただきました。和合実