人口減少の影響はまだ出ていない?

不動産価額は、今後人口減少の影響で下がると見ていますが、地価は多くの地点で上昇となっています。これは日銀の金融緩和が続いていることや金利が低く抑えられていることが大きな原因とです。

不動産価額の割に賃料は上昇していませんし、上昇どころか下降している物件もあります。特に地方では人口減少で住居系物件の空き家が増えてきています。この傾向はこれからが本番です。

東京都心でも、リモートワークの定着で、本社を移転させたり、本社の床面積を減らす企業が出てきていますから、事務所の空室が増えて、立地条件の悪いビル物件ほど賃料は今後下がっていくことになると思われます。

ですから、一部の不動産を除き、金利が上昇してきますと、不動産価額は下がってくるとみています。でも、不動産を買いたくてうずうずして、下がるまで待てない人もいるようです。相対的に不動産価額の高い今、買うとしたらこういう物件というのを自分でイメージして物件探しをするのがいいと思います。

不動産は縁のものですから、突然いいと思う物件が出てくることもありえます。  和合実