不動産業界のIT化

私はまだ重要事項説明や売買契約において、非対面での取引を経験したことはないのですが、これをし始めている業者さんも出てきています。まだまだ普及するには時間がかかると思いますが、これから少しずつ大手業者もし始めるのではないかと思います。

特に遠方の物件を取引するとき、ネットで完了するならそれは便利なことです。売主・買主・仲介業者・司法書士・銀行員等が一堂に会して、取引するというスタイルは、徐々に少なくなるかもしれません。

でも、物件を見ずに購入するのはお勧めしません。これまでにも、そういう人がいましたが、よほど資金に余裕のある人で、購入物件の額がその人にとって、高額でなければ、あえて申し上げることもないのかもしれませんが、そうでなければ、必ず物件は現地まで見に行くことをお勧めします。

物件を見るだけでなく、その周辺環境を知ることは購入是非の判断に寄与するからです。購入してから、しまったということにならないようにしていただきたいと思います。  和合実