宅建業者として食べていくには

これから法人を新設し、宅建業者として独立してビジネスをやりたい人にアドバイスをしました。

宅建業者と言っても、「何で利益を上げるか、ここをしっかり押さえてから開業すべき」と伝えました。

その理由は、仲介なら大きく分けて賃貸か売買か、売買なら実需物件か収益物件か、個人向けか、法人向けか、業者向けか等、自分の得意とするものをまず見つけ、そこで確実に利益を出せるということが必要です。

中には、自ら建売業者になったり、買取再販をされることもありますが、その場合は、銀行から融資を受けられることが必須になります。

確実に利益を出せないと、法人は継続できなくなって、最後は資金枯渇して、倒産ということになりかねません。ですから、何でもやりますというのは、何も得意がないということと同じで、「利益の出し方を確立することができないうちは、独立しないほうがいいですよ。」と伝えました。

どんなビジネスでも、収益見込みがはっきりしない場合、独立してから、「こんなはずではなかった」ということにもなりかねませんから、焦りは禁物かと思います。  和合実