解体費の上昇

先日、北海道の知人に聞いた話ですが、北海道では木造戸建ての解体費が、今では数年前の2倍くらいになっているとのことでした。イメージで言いますと、これまでおよそ100万円ぐらいと思っていた解体費が、200万円になっているそうです。

それが、この4月以降はさらに高くなるという話でした。壁の一部をはがして、アスベストの有無の確認が義務付けされるようです。

今は原油の高騰から、いろんなものの価額が上がっています。食料品もしかりで、特に小麦粉から作られるものは値上がりしています。

物価が上がれば当然のように賃金も上がってきたのが昭和の時代ですが、平成時代は物価が上がらず、逆にデフレになって、賃金の上昇は見られませんでした。反対に平均賃金は下がっていました。今回政府が賃上げの後押しをしていますが、本当に思惑通りにあがるかどうかわかりません。上がっても一部の上場企業に勤める人たちだけに終わるかもしれません。

大家さんにとって、上がってほしいのは賃料ですが、都心部では反対に、コロナでリモートワークが進み、需給バランスから、地価は上がっているのに、賃料は下がるところも出ています。コロナ後はどうなるか、まだまだ見通せません。  和合実