不動産の価値は、人によって大きく異なる場合があります。通常、不動産は周辺の不動産取引事例を参考にしながら価額が形成されていきます。
しかし、そうではない見方もあります。その一つが歴史的な価値です。
その不動産の所有者が、歴史的人物であったとか、著名人であった、あるいは、当時の贅を尽くした建築物であるとかです。歴史的なことに興味のない人には、価値はなくとも、興味のある人にとっては非常に価値の高いものになります。こういう人は欲しければ高額であることを納得して買われるのです。
いわゆるレアものという不動産です。レアものを高額でも買いたい人は必ずいます。その人に出会えるかどうかで、不動産価値は大きく変動することもあるのです。
その価値をわかって安く手に入れることができれば、将来大きな利益を生むことになります。これはあたかも、価値ある骨董品を探し出すのに似ています。そういう目で不動産を見るのも楽しいものです。 和合実
