30年ぶりの歓談

先日、30年ぶりに以前の職場の友人と会って、歓談しました。話の中で、こんなことがあったとか、こんなことを言っていたと教えてもらっても、記憶に残っていないこともありました。でも、そういうこともしたであろうし、言ったであろうと推測はつきます。

昔の自分を知ると、心の成長を知ることができますが、そんな中で、大事なことに気づかされます。それは、自分は忘れていても、相手は忘れていないということです。そうしますと、忘れていいことと、忘れてはいけないことが見えてきます。

忘れていいことは、人に親切にしたこと、喜んでもらえることをしたことです。忘れてはいけないことは、人から受けた御恩です。すなわち、人に与えたことは忘れても、受けた恩は決して忘れてはいけないということです。

また、人を傷つけたことを自分は忘れていても、相手は忘れていないと思って間違いありません。そのことを無視して人間関係は良好とはなりませんし、修復もできません。至らぬ我が身を反省です。

報恩感謝だけでなく、懺悔も忘れず、身に表していきたいと思っています。 和合実