定期借地の物件

先日、定期借地契約の店舗物件(1億円以上)がありました。定期借地というのは、単に土地を貸すだけで、建物はテナントさんが建てるわけですから、地代をもらうということです。

費用は固定資産税だけです。これは私が求める究極の土地活用です。修繕費がかかりませんし、定期借地の期限が来ますと、建物を借主が解体して、更地で返すというのが基本スタイルですから、安心感があります。

でも、これを購入できる人は限定されます。融資が難しいのです。その理由は、融資の担保が土地だけになりますので、土地に抵当権を付けても、建物は他人のものですから、抵当権はつけられません。

そうしますと、万一の時、抵当権の実行がしずらいということになるわけです。そのため、融資額は、売買金額の20%ぐらいというケースもあります。半分行くことはないに等しいのです。

もし、半分以上の融資が受けられる人がいるなら、その人は、かなりの資産家で、所得の高い人ということです。

私も店舗を買えるようになりましたが、まだまだ、定期借地物件は、買いたくとも買えません。この定期借地の物件を買う人はどのような人なのか、非常に興味のあるところです。  和合実