デベロッパーの動き

 マンションデベロッパーの土地の購入意欲が非常に高くなっています。分譲マンション用地として、人気のエリアでは、価額が高騰していると聞きました。  分譲マンション用地は、少なくとも500坪ぐらいは必要ですから、私が扱っている土地の規模とは異なりますので、今はまだ実感として感じられません。

でも、近いうちに100坪ぐらいの土地にもその影響が出てくるかもしれません。

土地が高くなりますと、逆に今買っておこうという法人が出てきます。安いときには動かないで、高くなってから動くというのは奇異に思われるかもしれませんが、これには理由があります。

本業がよくなってきますと、手元CFが潤沢になりますので、それを使うというのと、融資を受けても、先行きの返済に不安がなくなるためです。銀行が後押しして買うように進めていることもあります。

すべての土地が上がるわけではありません。エリアも限定されています。ですから、今回価額の上がらないエリアの遊休地は、今後も上がる見込みは薄いと判断して、売却できるなら、今のうちに売却するのがいいと思います。

でないと、誰も見向きもしなくなってからでは遅いということです。でも、昔ながらの地主さんほどお金に困っていないせいか、そのあたりに無頓着です。

今年はある意味、不動産所有者にとってもチャンスになると思います。 その意味を言わずともわかるというのがアンテナを張るということです。和合実