問題あって当たり前の感覚

私は短気なところもあって、嫌な問題が発生しますと、それをできるだけ早く解決しようとあるゆる手段を講じて、 解決に全力を注ぐということを得意としていました。

これはいい面もあるのですが、長丁場で解決を図らないといけない場合は、いらいらが募ったりすることもよくあり、強くストレスも感じました。

こんな私も、十分ではないですが、長期的なスタンスでの考え方にも少しは対応できるようになってきました。それはとりあえず、横に置くという感覚です。そのことにあまり気にかけないということができるようになってきたのです。

そのことで、ストレスはなくなり、いずれ何とかなるという楽観的なものの見方ができてきました。

世の中、自分の思うように行くことの方が稀で、いかないことが当たり前と思えば、うまくいったときは喜びも大きくなります。

そんなことで、仕事上のトラブルもあって当たり前と思っていますから、ないことは非常にありがたく、またあっても少々のことでは動じない心の準備ができています。

これが余裕を生んで、色々知恵も出てきて、最後は解決できる筋道がつけられているのだと思えるようになっています。諺にある「短気は損気」は、そのとおりだと思えます。 和合実