早い決断とは

いい物件情報を待っている人は多いと思いますが、そのときすぐに判断しないと買えないとわかっていても、どれぐらいの スピード感で判断しないといけないかということをご存じない人は、意外と多いように思います。

先日、顧客と一緒に物件を見に行きました。その方は、早速融資を打診してみて、銀行融資がOKなら買いたいと決断されたので、売側の仲介業者さんに連絡を取りましたところ、既に買い付けが入ったということでした。

情報を頂いてから2日のことでしたが、情報を開示された日に購入希望者は見に行かれ、翌日には買付けを入れていたということです。

買付けを入れたのは業者さんでした。業者さんが買いたいという物件ですから、それなりに収益性も高いということです。

問題がないわけではありませんが、それを問題と思わないところが判断の早さに直結しています。利回りのいい物は何かしら問題があって、それを確認したくなるものですが、問題はクリアできると考えられるから買付けを書けるのです。

すなわち、気になるところが多い人ほど、早く決断できないということになります。この業者さんほどのスピード感は、よほど慣れていないとできないものです。

一般的には、 物件を見て買いたいと思う気持ちが出たときは、遅くとも1週間ぐらいで決断しないといい物件は買えないと思います。それでも、自分よりも早い決断をする人はいるということです。 和合実