入居者が決まる物件に自らする

空室が長く続くと、考え、努力することを忘れがちになります。管理会社に頼っていても埒があかない場合は、自ら動いて市場の動向や 個別のニーズを掴まないと、いつまでも入らない状況は続きます。

先日、申込のあった人を入居者審査で落とし、次の申込を待って、その人と賃貸借契約をされた家主さんに会いました。審査を厳格にして、一定の質を保たれているのです。

誰かれなしに入居させますと、後のトラブルの方が厄介なことを知っておられるからです。今の時期に強気でおられるのは、物件に魅力があるからです。

物件の魅力はそれぞれ異なりますが、一般的には賃料の割りに、いい物件と言えるものが魅力物件とも言えます。内装、設備、防犯、サービス、そして清掃が行き届いていることもチェック対象になります。

中古物件は、新築物件にはないもので勝負をすることです。例を挙げますと、入居者に知人を紹介してもらえるような物件にすることを目指すことも一つです。

空室をお持ちのオーナーさんにとって、10月、11月は今年最後のチャンスですから、この時期に入居者付けができるように工夫をしてください。 和合実