いつか売れる

 新築の収益物件は、慌てて売る必要がないと言われる社長さんのお話です。理由は売れなくても、家賃が入ってくるからです。 家賃で資金回収をしていけば、値下げ余力ができるので、いつかは買主さんが求める金額と合うというのです。

新築時に値切られて売るよりは、2年もすれば、10%値段を下げても構わないということです。2年ぐらいでは大きく損耗することもないですし、古い物件とは言われません。

すなわち、いずれは買主さんが買いたい金額で売れ、売主も損をしないというわけです。

買いたい人は、待てばいいわけですが、その間に別の買主が現れて、先に買われてしまうこともあるでしょうね。物がよければ、必ずどこかで売れるからです。

私は、不動産取引においては、売りも買いも、あまり欲を出さずに、相手のことも考えて折り合うことが成約の秘訣と肌で感じています。 和合実