出口の見えない物件

 私は出口について良く話をしますが、すべての物件について出口が見えているわけではありません。極端に出口の見えにくい物件に 

手を出しますと、最後困るのは自分ではなく、相続人ということになります。

 この手の物件は、後々の処分に困るのです。それを考えないで高値掴みする人が多い。それが失敗の原因でもあるのです。

 この出口の考え方を知らない人が、圧倒的に多いように思います。それもそのはずで、不動産を専門に扱っている人でさえ、わかっていないからです。また、わかっていても教えないのかもしれません。

 たとえ収益性が高くとも、出口の見えにくい物件に手を出すといつのときにか後悔することにもなりかねません。出口を考えずに買うとするなら、1億円未満に限ります。それにも理由があります。

 反対に、出口の見えていない物件の出口を見つければ、その不動産の価値を高めることができます。これが不動産で失敗しない秘訣です。  和合実