わかっていても・・・

 私は、よく地主さんに意識の呪縛を解くことをお話します。頭では理解されるのですが、感情を割り切ることのできない方が非常に多いと感じます。また自分の土地への慾目もあって、その 

土地を守り続けることを第一に考えてしまわれます。その考え方も決して間違いではないのですが、時代の変化に対応した考え方ではないような気がしています。

 そんな地主さんに共通していることは、他人の収益物件に対する見方はシビアにできても、自分の土地での新築物件に対する見方は甘いのです。冷静な判断ができていません。

 これは、相続した土地に対する親の思いが強かったことがその要因かと思われます。親の姿を見て、あるいはそこで育った場合には、特にその土地を守り続けるのが自分の勤めというように、解釈されてしまうのです。

 私は、「不動産は必要な人が必要なときに必要なだけ所有するのが良い」と思っています。すべてを守ろうとすると無理が生じてきます。「不動産所有で幸せに」が私のキャッチフレーズです。その不動産が幸せになるための手段となっているかどうかで判断されるのも一つです。 

 また、自己責任で完結できるなら、悩む必要はありません。たとえば、収益以外で自己の目的がはっきりしているのでしたら、その目的のためと割り切ればいいのです。

 それを達成したときの満足感と、家族の満足感は異なります。そこをわかってすることも自己責任の一つです。 和合実