鍵の話、ピッキングは少なくなった?

 防犯対策のために、オートロックにしたり、ビデオカメラを設置したりということを考えておられる賃貸マンションオーナーさんも多いと思います。それは間違いではありませんが、費用もかかります。管理会社はその方が客付けをしやすいということで、 オーナーに提案することもあります。泥棒に入られないようにするためですが、本当にそれで万全なのでしょうか?

 私もマンションの鍵をディンプルキーに変更しようと考えていました。少しでも入居者のことを考えてのことでした。しかし、鍵屋さんに聞きますと、最近の被害状況を聞きますと、ピッキングは少なく、ドアを壊して入る泥棒が多いということです。入居者在室の両隣の入居者不在の部屋が同時期にドアを壊され侵入されたということもあったようです。大きなバールでこじ開け、侵入したようです。そのようなことがあって、この鍵屋さんは自分が所有しているマンションに、特別な鍵をつけられました。これはそのバールでも壊されないすぐれものです。その安全性からか、常にそのマンションはほぼ満室稼動とのことです。そのマンションはファミリータイプが90室もあるのです。

 私もその方が使っている鍵のサンプルを頂き、オートロックや、防犯カメラよりも効果的かと思いましたので、自分のマンションにもつけてもらおうと思っています。泥棒はベランダ側からでなく、圧倒的に玄関ドアからの侵入の方が多いようです。この鍵をつけていて、もし被害にあったときは、保険対応で、壊されたドアや鍵を保証してくれます。皆さんも、入居者には防犯対策が注目されていますので、何がより効果的かを考えて空室対策を練られてはいかがでしょうか?  和合実