出口の反響

 私が「出口からみる収益不動産投資」という著書を出版してから、出口に関する質問メールが増えています。でも、明確に答えられないものもあります。個人の方は、明確に出口を考えて購入することはないに等しかったのかもしれません。私が言うのもおかしいかもしれませんが、 深く考える必要のない物件も中にはあります。私の所有物件でも、今は持ち続けることしか考えていない物件もあるのです。でも、いずれこうしたいとか、こうなればなあと漠然と考えていることはあります。それは蓋然性の問題で、あるかもしれないが、ないかもしれないというものです。でも、チャンスが来たら、そのチャンスをものにできる状態になっていたいと考えているのです。

 そのためには準備が必要です。何年もかけてその準備をするのです。10年以上先のことになるかもしれません。準備の整う前に、チャンスがきても掴めません。それもありえます。しかし、準備を進めていれば、確率10%未満のことでも、50%以上になることもありえます。私は何度もそんな経験をしてきましたので、不可能と思わずに準備をするのです。私がどんなことをその物件で考えているかを言えば、笑われそうですから言いません。今の私の状況では無謀なことです。また多くの条件がそろわないとできないことです。でも全くできないこともないのではと思っていますから、それができたときにお話したいと思います。和合 実