不動産の買換えとキーワード

基準地価は東京・大阪・名古屋の三大都市圏では上昇がはっきりしてきましたが、地方圏ではまだ90%以上が下落を続けているようです。 不動産は収益を生まなければ、厄介者です。使用していなくとも固定資産税を払わないといけませんし、管理費も必要です。私は5年ほど前から土地所有のお客様や、トレジャー発見勉強会参加者の方々に、土地への執着を捨て、所有するなら収益性で判断することの重要性をお話してきました。収益を生まない、あるいは収益が今後も見込めない不動産は早期売却をお勧めし、その資金で収益性の良い不動産に買換えることを提案の上、その実行のお手伝いをしてきました。結果、買換えをされたすべての方が「買換えをしてよかった」といわれています。なぜなら、収益性だけでなく、資産価値においても購入時の価額より、現在の実勢価額が上昇しているからです。その理由は、郊外の不動産を売却し都心部で不動産を購入、住居系の不動産を売却し商業系の不動産を購入、あるいは低容積率エリアの不動産を売却し高容積率エリアの不動産を購入してもらっていたからです。利用価値に応じた価額が形成されていますので、需要の高いところで地価は上昇し、そうでないところは仮に上がったとしても上昇率は高くはありません。では今後はどうかといいますと、中心部での買換え資産の購入にはこだわらず、「程よい収益性」と、ある「キーワード」を基に収益不動産をお勧めしていっています。「程よい」は意味深でしょう。キーワードとは「明るい」です。これらの言葉の意味を理解されますと、私と不動産を「見る目」が同じということになると思いますよ。