WIN-WINの関係成立

今日はちょっとうれしいことがありました。私の勉強会で知り合ったAさんと久しぶりにお会いしました。Aさんから「資産の組換え」のご依頼を頂いたのは昨年11月ごろでした。 ご高齢でもありますし、身内の中で賛成する者もいない中で、よく決心をされたものだと、私は感心致しました。この年代の方で、Aさんのように頭の切り替えができる人は、まだまだ少ないからです。当初は随分迷われたようですが、勉強会に参加する内にその迷いも消えていったとのことでした。不動産の売却相談から始まり、今年1月には売買で現金の用意ができていました。収益目標は売却不動産で上がっていた収益の3倍でした。将来のことも考え、複数物件の取得を提案し、了解を得て勧めて行きました。そしてその結果、3物件を購入して頂きました。すべて買換え資金(自己資金)での購入です。それもすべて店舗です。区分所有の店舗、中古物件1棟、新築物件1棟(これは更地状態からの購入)です。約1年がかりで完結しました。今日は更地から購入して頂いた物件の、テナントさんの内装工事が完了し、その見学に来られたのです。いよいよその店舗が明日オープンするのです。よくできた仕上がりにAさんは非常に満足そうなご様子でした。そのときAさんは、お店の方に「こちらに出てきたときは必ず利用させてもらいます。」といわれたのです。ここは都心ビジネス街の店舗です。Aさんのお住まいは、ここから1時間半は掛かる郊外ですから、そうたびたび、出てはこられないでしょうから、「Aさんの気持ちがそういう言葉になったのではないか」と思いました。「明日からの商売が楽しみ」という感じが、テナントさんの、従業員の方々の表情から伝わり、和やかな会話ができました。

収益は予定通りではなく実はそれ以上、上げることに成功しました。でもこの件で途中私自信もちょっと無理をして、苦しくなったときもありましたが、今はやれたことに満足しています。これは私のビジネスですから、もちろんそれなりの対価はAさんから頂戴していますよ。そのあとAさんが税金のことで相談したいといわれましたので、税理士をしている友人をたずねて、彼の事務所に行きました。急なことでもあり、忙しい中を来客の隙間に会ってくれたのです。面談の中で、私とその友人が長い付き合いをしているというような話が出たとき、Aさんは、「私も和合先生とは一生のお付き合いをさせてもらおうとおもてます。」と、言われたのです。私は相好を崩してしまいましたが、このAさんのこの言葉こそ、仕事をさせていただいてよかったと、思える瞬間でもあります。お愛想でもうれしいのですが、このときは、Aさんは本当にそう思って言ってくださったのだと、感じることができました。WIN-WINが成立したと感じる瞬間でもありました。 和合実