信用と適用金利

 銀行融資を受けますときの適用金利はその人の信用(資産背景、所得、人柄、取引状況)によって異なります。通常店頭金利が表示されていますが、 実際は人によって適用金利は異なります。信用度の高い人には、より低い金利提示があります。

 初めての取引で、いきなり融資をお願いする場合、資産家の方は別として、通常ですと優遇は少なくなります。中にはそれに文句を言う人もいますが、立場が変わればそれは妥当なことと私は思います。低い金利で融資をお願いしたいのなら、信用をつけることです。

 手っ取り早くいきたい人は、企業の提携ローンを利用することも一つです。でもこれは、特定の仲介業者しか扱っていません。ですからどの物件にも使えるわけではありません。あるいは個人的なお知り合いの中で、銀行に信用のある人の紹介を受けるということも一法です。でも過去からのお付き合いが、紹介して頂けるほどのものでなければ、それも難しいということになります。

 信用は容易には築けません。ですから社会で重視されるのです。融資を申し込みますと、客観的に自分の信用度を知ることにもなります。それを謙虚に受け止めて、信用を高める生き方をして頂けたらと思います。  和合 実