番外編:義理人情の希薄な時代?

「昔はビジネスにも貸し借りや義理人情があってよかった。今は希薄になってきている。マニュアルサラリーマンばかり。」と嘆く人がいます。 皆さんはどう思われますか?私は見方を変えればいいと思っています。嘆くだけでは、ことは解決しませんね。今日はその人へのメッセージです。

 今の時代が、余裕のない時代なのかもしれません。サラリーマンはよりサラリーマン化し、マニュアル人間が多くなってきているように感じます。これは企業の取り巻く環境がそうさせているのです。過去において、許されたことが、今は許されないことも多々あります。時代感覚を見誤りますと、命取りになります。ある面、企業にとってもマニュアル人間の方が扱いやすい。サラリーマンにも責任を取りたくない人、取らない人も多いでしょう。その結果が現れているだけです。

 企業利益は上がっても、サラリーマンの所得は上がっていません。裕福感がなく、それどころか、精神を病む人が増加傾向にあるほど、忙しくなっています。ゆっくり人生を楽しむ余裕は、現実、一般的なサラリーマンには、なくなりつつあるように感じます。

 そういうことを嘆くよりも、そういうことを踏まえて、自分はどのように生きていくかを考えないといけません。悩むより慣れるほうがいいのです。でも慣れきるのは主体性がないことになります。要はバランスです。自分なりのバランスの、中心点を見つけることが大事かと思います。

 時には、相手の身になって考えることも必要です。つまらない相手なら、付き合わなければいいのです。ビジネス上、どうしても関わり合っていかないといけないのなら、それをわかって付き合えばいいのです。ビジネス上の付き合いは、一般的に企業と企業なのです。友人との付き合いとは異なります。そこを一緒に考えると間違った判断になります。ここらあたりを整理して、良く考えて見ることが必要かと思います。意外と、縛られない部分も発見できることもあるかもしれませんし、反っていいということもあるかもしれません。

 Aさん、私は自分の意見をしっかりといいますが、それは腹を割って今後も付き合いをしたいと思っているからです。愚痴と言い訳を聞くためだけに時間を割きたくはありません。前向きに生きられる姿勢なら、応援をさせていただきたいと思っています。お互い逞しく、精一杯生きていきましょう。冷たく感じられたのでしたら、私の不徳の致すところです。お許し下さい。和合実