公示地価の発表

3/21に全国の公示地価を国土交通省が発表しました。いつも思うことですが、1/1現在の価額と言われていますが、随分時間的なずれを感じます。

例えば、東京23区はどこも上昇傾向となっていましたが、場所によっては、すでに路線価額並み単価での取引になっているエリアもあると聞いています。すなわち、価額は下げ基調のところも出だしているということです。

今の地価の傾向は、ピンポイントで大きく変わってきているように思います。同区内であっても、この町名エリアはいいがこの町名エリアは人気がないというような感じです。鑑定人もあとで責められないように地域でバランスを考え、大きな差が出ないようにしているような気がします。

地方都市の場合、ピンポイントで価額は変わるという傾向は顕著になってきています。公示地価はそれとして、実際の取引価額の妥当性は、収益還元価額で見ていくのが正しい方向かと思います。 和合実