想定外はあるものです

昨年の話ですが、現金で買いますと言われてから、融資を使いたいと途中で言われ、契約時には融資条件をつけた買主がいて、 最終的には融資がダメだったということで、契約を融資条件による解除でペナルティなしの解約となったケースをお聞きしました。

現金で買えるぐらいならということで、売主さんは融資条件付に応じられたのだと思いますが、売主側の立場で判断するなら、融資条件をつけるべきではなかったと思います。

今回のケースですと、他に買主が現れたとしましても、まさか融資で断られることはないだろうとの気持ちが働き、後の話を進めることはないからです。最初から融資条件付なら、万一のことも考えて動き方が変わります。

今は、想定外が大流行ですから、何が起こるかわからないというぐらいに、常に思っておかないといけないような時代なのかもしれません。 和合実