オーストラリアン帰る

 先週1週間、オーストラリアの友人が私の自宅に泊まっていました。来日の目的は空手の稽古です。久しぶりに一緒に練習しましたが、 彼の方がずっと私よりサマになっています。既に世界的に有名になりつつあります。それは世界大会などの主要な大会で審判を勤めているからです。年間8回ぐらいは海外に行くようです。いつもお金がないとつぶやいています。でも好きなことができることに大いに満足しているようです。いつもながら突然やってきます。知らされたのは来日の3日前です。私もそれではスケジュールの調整がつきませんから、ほとんど彼一人で日々行動していました。もう26回も日本に来ていますので、慣れたものです。

 私の先生は毎年海外へ空手の指導に行きます。前にも言いましたように、先生はもう90歳です。でも非常に元気です。しなやかですばやい動きには、いまだかないません。信じてもらえないかも知れませんが、それは事実です。見た目はただのおじいさんですが、空手になると外国の大男も先生には太刀打ちできないのです。名前だけの空手の大家はたくさんいますが、現役で自ら指導できる先生は本当少ないです。指導者としての評価は過去どんなにいい成績を大会で収めたかは関係なく、今できるということが大事と私はいつも感じます。90歳現役、すごいとしかいいようがありません。先生の動きや指導法は理にかなっていて、他の指導者では真似のできないところがたくさんあります。今年も6カ国ぐらいに指導に行かれる予定です。今年は初めてギリシャに行かれます。先のオーストラリアの友人が招待するのです。向こうにも彼の弟子がいます。私も来年彼からギリシャに行こうと誘われています。目的が空手でなく、バカンスであれば考えてもいいなと思っているところです。和合実