良心的な売主さんとリフォーム業者の担当者Part1

 物件売買を終え、引渡しが完了しますと売主さんの中には、その後発生する物件の問題点には「関係ない」という人が結構います。 先般仲介をしました売主さんは全くそんなことはなく、数ヶ月経った今もいろいろ協力してくださっています。非常にありがたいことだと感謝しております。

 これは売主さんの品位の問題ですね。その根底には売ってやったではなく、買っていただいたという気持ちがあるからだと思います。私はいつも売買に関しては売主買主イーブンと考えています。買主は買わせていただいたという気持ちを表すことで、いい人に買っていただいたという印象を売主にあたえます。ですから、どちらからでもいいですから、控えめな態度をとることが、気持ちのよい取引につながります。人格・品位・品格という言葉が最近盛んに言われていますが、それだけそのことを重視する人が少なくなったということの裏返しですね。

 不動産は一生涯に一つの自宅だけ、あるいはそれさえも買いたくても買えない人が多くいる中で、収益不動産所有者になれるということは、それだけ、そのことにも自覚を持つ必要があるのではないかと思います。私も人のことをとやかく言える立場ではありませんが、仕事ができることや不動産所有をすることだけでなく、同時に品格を備えた人でありたいと日々精進の毎日です。 和合 実